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少し前にリンゴ業者さんに「リンゴが固い」とクレームが入ったというのがネットニュースになってたのを見ました。
業者側はリンゴが固いのは新鮮な証拠なので悪い気はしなかったそうです。
もちろんそのあたりのことはきちんと説明したんでしょうけど、「固い」とクレームって、どれだけ固かったんでしょうか。
そのニュースに付いたコメントに「リンゴが固いのは当たり前。固いほうが旨いのに何言ってんだか。」という感じのコメントがありました。
僕はそのコメントに少し違和感を感じました。
確かに固いほうが新鮮なのは分かるし美味しいのも分かりますし、シャリシャリした食感が良いのも分かります。
でも、はたして柔らかい果肉のリンゴがマズイと決めつけるのもどうかと思うんです。
僕は前日に少し日にちの経ったリンゴを食べました。
鮮度は当然落ちてますから食感はかなり柔らかくなってました。
だけどこれが美味しかったんですね。
リンゴの香りもしっかりしてましたし。
・・・そう、子供の頃に食べたすりおろしりんごの味です。
あの優しい美味しさを果肉の柔らかくなったリンゴを食べた時にふと思い出しました。
もちろん傷んでしまってはダメですが、程よく放置した柔らかいリンゴもこれはこれで悪くないです。