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今日も今日とて暑さでやられて動く気力がわきません。
買い物にも行かなければそろそろやばいんですが「まあ夜でもいいか」なんてね。
で、YouTubeなんぞをダラダラと見ていたわけです。
夏といえば稲川淳二、そう、心霊、怪談の季節です。
そこで地元の心霊話をYouTubeで検索して見ていたら、懐かしい動画を発見しました。
その動画は飛び込みの多い踏切の場所を探索している動画で、その動画じたいは別に怖がるようなものではありません。
何が懐かしいかといえば、その踏切を学生時代に通学で使っていたからです。
その踏切はすでになくなっっていて現在は、自転車も通れるスロープ上の高架橋になっています。
その踏切での心霊話って、というか前段階の話として、そこはJR中央線の八王子駅から西八王子駅の間にあった踏切跡なんです。
JR中央線は踏切も多いからか飛び込みの多いことでも知られていますが、八王子駅から西八王子駅の間はそのなかでも多い地区だそうです。
で、その踏切なんですが、先程も書いたように現在は自転車も通れるスロープ上の高架橋になっています。
ではなぜ踏切が廃止されたのか、まあ僕もJRの人に聞いたわけではないので実情は知りませんが、だいたいの察しはつきます。
飛び込み防止、それは確かにあるでしょう、でも飛び込んで亡くなった人の霊が現れて迷っている人を誘うから、ではもちろんありません。
その踏切は西八王子駅の近くにあり、朝の通勤通学の時間帯は上り下りとも頻繁に電車が行き来します。
したがって踏切から目と鼻の先にある学校に行くのにかなり長い時間お預けを食らうことは珍しくありませんでした。
しかもすぐに閉まるw
それを解消するために自転車も通れるスロープ上の高架橋になったんだと思います。
だからここ以外で同様の高架橋を近隣で見たことがありません。
そして心霊話としてこれも尾ひれがついているなと思うのが、その踏切で飛び込んだ人が電車にはねられた際にバラバラになり、どうしても頭部だけが見つからなかった。
後日その踏切そばに面した学校のプールの中で見つかり、そのプールでは霊が現れるとか、プールで足を掴まれたとか、大量の髪の毛があったとか。
そのためプールの授業が行われなくなり。その後プールが取り壊されたという噂。
これねえ、実は僕、プールの授業が行われなくなった、まさにその当時その学校の学生だったんです。
1年の時は普通にプールの授業がありました。
でも2年の夏前にアンケートがありまして「プールの授業をやりたいか、やりたくないか」というもの。
結果は「やりたくない」が男女ともに多数で2年の夏からはプールの授業はなくなりました。
その時の3年にもきっと同様のアンケートがあったと思われ、やはり「やりたくない」が男女ともに多数だったようで、3年もプールの授業はありませんでした。
でも、不思議なことに新入生の1年だけはプールの授業があったんですよねw
アンケート、1年は「やりたい!」が多かったのかな?
でも1年も翌年進級後はプールの時間がなくなり、プールには緑の苔が生えるような状況になりました。
なぜ学校でそんなアンケートが取られたのか?心霊現象が報告されたから?
いやいやいや、学生時代にそんな話があったら学校中その話題で持ち切りになるでしょ?
そんな心霊話一切聞いたことないですから、しかもプールに踏切で飛び込んだ人の頭部が・・・なんて話も一切聞いたことありませんでしたよ。
つまりあれですよ、お年頃の女子は男子の前で水着姿になんか恥ずかしくてなりたくないわけですよ。
それで「あの日」を装って見学する生徒が多くてプール授業が成り立たないと。
また男子も女子を多分に意識するお年頃なわけで、プールの授業後に髪型が崩れるのを気にする生徒は多かったですね。
まあ、ある意味タイミングが良くも悪くも合ってしまったということですね。
良くも、って・・・w
プールの取り壊しは、その更に数年後で、これは丁度学校が変わっていくタイミングというか、新しい校舎が次々作られていく時で、使われていないプールはそのために取り壊されただけということです。
心霊現象うんぬんとは一切関係ありません。
おかげでその学校は、僕らの在籍していた頃の平々凡々とした中堅の学校からはガラッと変わり、偏差値もグーッと上がり進学校となりました。
でもこれはこれで寂しいものがありますね。
あの頃の校舎はほとんどなくなり、景色も雰囲気も全く別の学校のようになってしまいましたから。
話はそれましたが、心霊話はそうやって尾ひれがついて作られていくんだなというのがわかりました。
ただ、JR中央線の八王子駅から西八王子駅の間あたりの踏切は、決して心地の良くない少し空気の淀んだ雰囲気のところが多いなと感じるのも事実です。