明治製菓が中部地域より東で、50年近い歴史のある定番スナック菓子「カール」の販売を、8月の生産分をもって終了するとの発表がありました。
滋賀県、京都府、奈良県、和歌山県以西の西日本地域でも「カールチーズあじ」「カールうすあじ」のみの販売となるようで、「カールカレーあじ」は完全消滅してしまうんですね。
カールの中では「カレーあじ」がいちばん好きだった僕としては、KAT-TUNの元メンバー逮捕よりもショックです。
もう食べられなくなるのか「カレーあじ」…。
というか、つい最近も「カールうすあじ」を食べて大人の味で美味しいから、また食べようと思っていた矢先のこのニュース。
姉さん事件です。
「カールチーズあじ」
これは大好きということもないので極力敬遠していたんですが、こうなったら食べるしかないでしょう。
そもそもあるかな、こんな話題がニュースになった後スーパーに。
ジャガイモが品薄になってポテトチップスが品薄状態や販売休止になったりして「カール、チャンスじゃん!」なんて思ってたのにな。
スナック菓子の棚にも従来は「カールチーズあじ」だけだったのが「カールカレーあじ」や「カールうすあじ」も並べられているのに、あれはただの空き棚要員なだけだったなんて。
1990年代に190億円だった売上高が、2015年には60億円程度までに減少していたというのだから、たしかに先行き厳しいものになりそうなのは素人目にも分かるんだけど。
でもカールを販売する明治製菓が傘下にある明治ホールディングスは、アベノミクスの始まった2013年以降、営業利益は4年間で3.4倍に、株価は5倍程度になったというんだから皮肉なもんだ。
とにもかくにも物心ついた頃から定番としてスナック菓子の棚に鎮座していたカールが見られなくなってしまうのは、人の人生を見ているようで切なくなる。
僕の人生も、いつかそのうちしぼんで消えてしまうんだな。